近畿を舞台にした作品の紹介

近畿を舞台にした作品の紹介

近畿地方は古代から政治の中心だったため、奈良時代や平安時代を描いた作品は軒並み近畿地方が舞台となっていますし、その他の時代でも歴史物の舞台となることが多いです。時代ごとに紹介してみたいと思います。

まず飛鳥・奈良時代ですが、これはNHKのテレビドラマ【聖徳太子】【大化改新】などが挙げられます。こういった、古代のドラマは残っている資料も少ないので、時代考証が大変だと思います。【聖徳太子】は本木雅弘さんが、【大化の改新】は岡田准一さんが主演を務めました。

平安時代は長かったこともあり、数多くの作品があります。灰原薬さんによる漫画【応天の門】は在原業平と菅原道真が都で起きる怪奇事件を解き明かすというサスペンス作品です。連載中の作品なので、菅原道真の失脚などを今後どう描いていくのか、大変興味深いです。

また映画では【源氏物語 千年の謎】を挙げたいと思います。中谷美紀さん演じる紫式部、東山紀之さん演じる藤原道長を中心とした現実世界と、生田斗真さん演じる光源氏が主人公の源氏物語の世界とが錯綜する不思議な作品ですが、源氏物語であるにもかかわらず紫の上が登場しないのが少し物足りないところでしょうか。六条御息所を情熱的に演じた田中麗奈さんが印象に残っています。

室町時代が舞台の作品でいちばん有名なのは、なんと言っても【一休さん】です。知恵を絞るシーンの「ポクポクポクポクチーン」という効果音は、後世の様々な作品でオマージュされていますね。子どもの頃にはよく分かっていませんでしたが、【一休さん】に登場する「将軍さま」は室町幕府三代将軍足利義満です。史実では、一休さんが生まれた時には既に将軍職を辞して出家していたそうです。

少し飛んで、江戸時代末期、いわゆる幕末と呼ばれる時代にも、近畿地方、特に京都は数多くの作品に登場します。まず王道としては司馬遼太郎著作、【竜馬がゆく】です。実はこの本が書かれるまで、今定着している坂本龍馬像はほとんどなかったと言える程、坂本龍馬を魅力的に描きブームを起こした小説です。新装版が全8巻で、司馬遼太郎さんの本なので比較的読みやすく、楽しく読み進めることができると思います。そのほか、司馬遼太郎が幕末を書いた作品には【翔ぶが如く】や【燃えよ剣】、【新選組血風録】などがあります。【新選組血風録】は短編集なので、一つ一つのお話が短くてとっつきやすいです。ただ、その短い中にも激動の時代を生き抜き、あるいは散っていった男たちの生き様を感じることができます。【翔ぶが如く】は西郷隆盛が主人公なので、九州の作品についてのページも紹介しています。
九州を舞台にした作品→

また、幕末を描いたものは漫画も有名なものが多くあります。最近だと新撰組をモデルにした黒乃奈々絵著作【新撰組異聞PEACE MAKER】とその続編【PEACE MAKER鐵】がアニメ映画として放映されました。めちゃくちゃかっこいいキャラクターデザインで描かれているので、かっこいい侍が読みたい!という人にお勧めです。また渋めなものが読みたいという方にお勧めなのが浅田次郎原作、ながやす巧漫画の【壬生義士伝】です。まるで歴史ドラマを見ているかのような重厚な作画と、主人公の吉村の奥深い人間性に気付いたら夢中になっている作品です。漫画だとやはり、モチーフにしやすいということで新選組がメインとなっているものが多いように感じます。

異色ではありますが、幕末志士をモチーフにしたキャラを大活躍させてる漫画に【銀魂】というのもあります。空知英秋著作のジャンプのギャグマンガで、小栗旬さん主演に実写映画化という快挙が成されました。現実の幕末はほとんど描かれていませんが、親しみやすいキャラから好きになるというのもアリと言えそうですし、何より何も考えずに笑ってしまう面白い作品なので、ぜひ一度読んでみてください。アニメ化もされています。

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