北海道・東北を舞台にした作品の紹介

北海道・東北を舞台にした作品の紹介

雄大な土地、北海道。雪景色やアイヌの文化など、その土地をモデルにした作品は非常に多く、親しまれているものがたくさんあります。特に最近だと、漫画大賞を受賞した【ゴールデンカムイ】が人気です。日露戦争後、北海道で莫大な砂金を手にし一攫千金を目指す男たちと、一人のアイヌの少女の物語です。惹き込まれるストーリーでありながら、作画も良いだけでなく、ギャグがめちゃくちゃ面白いとして老若男女問わず人気を集めています。
また映画だと、【探偵はBARにいる】も北海道が舞台の作品として人気を集めています。主演を務めるのは北海道出身俳優として有名な大泉洋さんです。怒涛の展開に目の離せないミステリー映画で、こちらも面白い作品なのでお勧めの一作です。

他に、【鋼の錬金術師】の作者である荒川弘さんの作品【銀の匙】も北海道が舞台の作品です。農業高校で動物たちと触れ合い葛藤し悩みながら生きる主人公たちは、北海道で牧場を営むご実家出身の荒川さんだからこそ描ける作品と言えそうです。そして少し古い作品になってしまいますが、佐々木倫子著作の【動物のお医者さん】も北海道が舞台の作品です。獣医師を目指す青年たちを淡々とコミカルに描いた作品で、根強い人気があるほかドラマ化もされました。主役の青年が飼う愛犬チョビはシベリアンハスキーという寒い場所で育つ犬のため、チョビの可愛さこそこの漫画の舞台が北海道であることの醍醐味と言えると思います。

また最近の作品で色濃く北海道を描いている作品として、【櫻子さんの足下には死体が埋まっている】を挙げたいと思います。太田紫織著作品でシリーズ物のミステリー小説です。アニメ化もされ、北海道の薄暗い冬や爽快な夏の様子が余すことなく描かれています。骨から情報を読み取り事件を解決する櫻子さんという女性の話で、全て事件が起きた後の解決話となっているため、少しだけ切なさとほのぐらさを漂わせた作品となっています。

その他、北海道のファミリーレストランでの様子を描いた高津カリノ著作【WORKING!!】など、北海道を舞台にした作品と言うのは実は非常に多く存在しています。それらの作品の共通点と言えば、広大な土地と非常に広い建物、という背景だと思います。雪に悩まされる描写も多く、その土地での生活の大変さが描かれつつも、その土地の詳細を描くことで、郷土愛を強く表現しているような作品が多いと感じます。

一方で、東北はその気候からか、厳しい状況に耐える人物を描くような作品が多いように感じます。代表的なものはやはり【おしん】でしょうか。NHKの連続テレビ小説として、1983年4月から1984年3月までの1年間放送されました。翻訳されて、海外でも多くの国で放映されたそうです。また、2013年には実写映画化され、原作では泉ピン子さんが演じられたおしんの母親役を上戸彩さんが演じるということで話題になりました。

また漫画では、演歌の世界を描いた【俺節】の主人公、海鹿耕治の出身地として津軽が描かれています。この主人公は、祖母にもらった時代遅れの背広を着て常に津軽弁で話し、歌の才能があるにもかかわらず極度の上がり症ゆえに人前で歌えないという、人間臭くも見ていてもどかしい人物造形です。作者の土田世紀さん自身が津軽ではないものの秋田県の出身で、【俺節】に代表されるような泥臭い作品、ともすれば時代錯誤的ですらあるような作品を数多く描いています。

最近のものでは、【おしん】と同様に連続テレビ小説でありながら、東北をまったく異なるタッチで描いた【あまちゃん】が、社会現象と言ってよいほど流行しましたね。劇中のセリフ「じぇじぇじぇ」や、放送終了後の虚無感、喪失感を表す言葉「あまロス」などが流行語にもなりました。特に「○○ロス」は、別の作品や事物にも使われるようになりましたね。

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